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「我々が見ている視界は、世界のほんの一部でしかない。」
「“過去”が“現在”を構築し、“未来”への道となる。その“未来”は“過去”にとっての“現在”であり、守るべき道である。」
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次元はいくつも存在し、そのいくつかの中の地球の「過去」から「地球の終わり(終末)」までを描いた物語。
「過去」は水の玉のような地球に神が地を創造し、生命を産み、文明が育まれる様子から、そして「終末」は地球と太陽系の終わりを示す。
「観測者」は特殊な素材で作られた巨大な立方体を本艇として、地球上空に浮かんでいる。
地球人とは一切接触はせず、「観測者」としての責務を全うする。
本艇や小船、観測者そのものを人間が視認することはほぼなく、見た者は拒否反応を起こし、次の瞬間には視認したこと自体の記憶が消えている。

「initium」、ラテン語で「始まり」を意味する。始まりの戦争と呼ばれるそれは、天使と元天使の壮大な兄弟喧嘩から始まった。
フォルティエス(=ミカエル)とレークレイ(=ルシフェル)は双子で、共に気高く、美しい天使と言われていた。
幼い頃から共に過ごしていたウーファス(=サマエル)を含めた三人は何をするにも一緒だった。
だがレークレイは密かな野望を抱いていた。その野心に気付いていたウーファスはレークレイを唆した。
ある日曜日に行われた、御前天使を決める催事でレークレイは神に対して謀反を起こした。
よって、レークレイ、並びに「ルシフェルの友」と呼ばれた同志たち、そしてウーファスが地の底、ゲヘナへ堕とされた。
その際に、フォルティエスはレークレイを助けようと手を伸ばしたが、レークレイは「貴様の下に着くなど吐き気がする」「千年後、俺は神に成り代わる。其の時を待っていろ」そう言って振り払った。
そうして千年、天使と「ルシフェルの友(堕天使と悪魔)」の攻防、戦争が始まった。
一方、現世ではウーファスとメンサティス(=ガブリエル)の活動によって魔法使いが誕生し、伝説と歴史が生まれた。